寒空が続く11月、奇跡的に晴れた日に柿沼万里江さんのナビゲートでKunsthausで開催中のZeit展に参加しました。時間をテーマにした多様なアート作品が六つのテーマで紹介されています。柿沼さんの解説は質問を交えながら進み、他の参加者の方々の知識の深さにも触れることができました。
ただ見て回るだけでは理解できなかった作品も、彼女の解説を通じて深い意味を持つものに変わりました。素人の私には「こんなこともアートになる？」と感じる作品もありましたが、背景を知るとその人の他の作品にも興味が出てくるので不思議です。この展示は時間というテーマを通して、人生の儚さや時代の変遷、さらには社会や政治の深層にまで思考を誘います。歴史や地理への関心も新たにした貴重な体験でした。機会があればまた参加したいです。(J.O.)